蔦屋書店-中国での挑戦

08
01
2021

今や日本を代表する蔦屋書店は1983年、大阪府枚方市で創業しました。若い世代に新しいライフスタイルを提供するというコンセプトで開業しましたが、当時の顧客が現在では徐々に「Premium Age(50歳以上)」になってきており、客層がさらに幅広くなってきています。また、日本の高度経済成長期を経験しているこのPremium Age世代は若い世代よりも経済力も消費力も高く、生活を豊かにするための商品等にも興味を持っているため、この世代にどのようにアプローチしていくかが大変重要になってくると言われています。


そのため、蔦屋書店は映像・音楽・書籍・物品など多岐にわたる商品を取り扱うだけではなく、現在のイデオロギーや経済面も考慮した上で、その時代に合ったライフスタイルを提案しており、世代ごとにターゲットを絞るのではなく、世代間で交流ができる場の提供を目指しています。


2011年12月には生活提案型商業施設として代官山に新しい店舗をオープンし、文学や芸術を愛する多くの人々にとって無くてはならない場所となっています。また、代官山店を筆頭に函館、浦和、奈良など全国の地方都市にも出店していますが、すべて同じスタイルで展開するのではなく、その土地土地にあった「地域生活との融合」を実現しています。これは、高齢化が進む日本社会においてとても重要なことであり、新しい商業施設の在り方を体現していると言えます。


このような蔦屋書店のコンセプトは中国で新店舗を展開する上でも活かされています。昨年10月には杭州に中国では初の店舗となる「蔦屋書店杭州店」をオープンし、12月24日のクリスマスイブには上海の中心地に位置するリノベーションスポット「上生・新所(コロンビア・サークル)」内の店舗がオープンし大きな話題になりました。


今後、蔦屋書店が中国の文化・芸術にどうような影響を与えていくのか楽しみです。


▼蔦屋書店上海店です。

引用元:上海小资美食


▼入口は建物の中央内側に位置し昔の上海を彷彿とさせるデザインになっています。

引用元:上海小资美食


▼館内の暖炉やコリント式の柱、赤レンガなどが美術館のような空間を作り出しています。

引用元:上海小资美食


▼アーチ形のデザインはレトロでエレガントな風合いを演出しています。

引用元:上海小资美食


▼美術館のようにテーマごとに分かれた展示スペースもあります。

引用元:上海小资美食


また、文化的でクリエイティブな商品も数多く並んでいます。

弊社にてお取り扱いさせていただいておりますブランドをご紹介いたします。


▼中川政七商店

▼Sola Cube

▼かみの工作所

▼KAKUKAKU、寺田模型

▼廣田硝子

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